結婚式の費用を使い込んで銀行カードローンを利用したOさんの体験談

結婚式は女性にとって人生で最も大切なイベントの一つです。

しかし男性の中には「お金もかかるし大変なイベント」と感じている人も多いようです。

今回紹介するのは結婚式の費用をつい使い込んでしまい、銀行カードローンを利用することになったOさんの体験談です。

軽い気持ちでお金を使い込んでしまい、婚約解消の危機まで追い込まれたOさん。

みなさんはこんな風にならないように、結婚式の費用は大切に保管しておいてくださいね。

年齢	28歳
性別	男性
職業	会社員
当時の収入	610万円
借入額	200万円
借入希望額	200万円
申し込み方法	スマホ
借金の理由	結婚資金
カードローン利用経験	なし
クレジットカード保有枚数	3枚

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結婚式に乗り気ではなかったOさん

僕はもともと結婚式には乗り気ではありませんでした。

彼女が絶対に結婚式を開くといっていたので、それならやるか…という程度で。

だってたった一日の式を開くだけで数百万円必要なんですよ？

祝儀で回収できるとはいえ、全額賄えるわけではないですからね。

本音を言えば結婚式を開きたくないというのが本音でした。

だからといって、結婚資金を勝手に使い込んでいいわけではないんですけどね。

おそらく結婚式を開くことに前向きでなかったことも、結婚資金を使い込んでしまった一つの要因なのかなと思います。

結婚資金を使いこんだ原因はFX

僕が結婚資金を使い込んだのは、お恥ずかしい話FXが原因です。

それまでは貯金の中でやっていたのですが、調子にのってレバレッジ（信用取引）に手を出したところ、20万円も損金を出してしまって…。

そこで使ってはいけないと分かっていながら、結婚式から損金を充当しました。

それどころか、失った分を取り返さなくてはならないと火がついてしまった僕は、さらに結婚資金を使って勝負をかけてしまったんです。

僕の計算では翌日には20万円どころか、100万円ほどの利益を出す予定でした。

今までの経験からいって、これ以上市場が落ち込むことはないと思い込んでいたんです。

しかし僕が購入したとたん、チャートは上がるどころか、どんどん下がっていきました。

そしてわずか一日で200万円あった結婚資金をすべて溶かしてしまったんです。

そのときは頭の中が真っ白で、結婚式のことなんて考えていませんでしたね。

ただ200万円も失ってしまった、これからどうなるんだろうとしか考えていませんでした。

あと1週間で200万円用意しなければならない！

ただ落ち込んでいても時間は待ってくれません。

1週間後には式場へ結婚式の代金、200万円を振り込まなければなりませんでした。

とりあえずは親に頭を下げて借金することも考えましたが、今後の人生ずっとちくちく言われると思うと気が進みませんでした。

彼女に相談することも考えましたが、最悪の場合婚約破棄されてしまう可能性もあるし、100％僕の責任だったので彼女に迷惑をかけたくはありませんでした。

そこで一番仲の良い友人に電話をかけてみましたが、祝福の言葉をかけられてしまい、借金を頼むことは出来ませんでした。

追い込まれた僕は、最後の手段として金融機関から借りるしかないと判断しました。

それからは丸一日ネットで調べて、どうすれば安い利息で200万円借りることができるのか探していましたね。

銀行カードローンを選んだ理由は？

銀行カードローン以外にも、車を担保に銀行から融資を受けることも考えました。

ただローンの審査には時間がかかってしまうし、土壇場で200万円は借りられないと言われても困るので、審査の早い銀行カードローンを選びました。

消費者金融のカードローンは金利が高いので、200万円も借りてしまえれば、返済はかなりきついと判断しました。

銀行カードローンも住宅ローンとかと比べると、馬鹿みたいに金利は高いですけどね。

1週間で200万円用意しなければならないなら、ほかに選択肢はありませんでしたね。

僕は普段から三菱東京UFJ銀行を利用していたので、バンクイックへ申し込みました。

ネットから申し込んで次の日には200万円の融資OKと審査結果が届いたので、とりあえずは安心しましたね。

ただ利息や毎月の返済額をあらためて計算しなおして、どうやって返済していくかばかり悩んでいましたね。

結婚後は妻に隠れてコツコツ返済

こうして結婚式を無事に開くことは出来ましたが、頭の中は借金のことだらけで全然楽しむことはできませんでしたね。

一番大変だったのは、妻と家計を一緒にしながら隠れて返済していくことでした。

本当はボーナスをつぎ込んで一気に返済したかったのですが、ボーナスが全額なくなれば怪しまれてしまいますからね。

毎月節約してコツコツ返済していくのは、しんどかったです。

ただ自分がFXで借金したことが知られてしまえれば、今後家計は妻が握ることになってしまいますからね。

借金のことは必死になって隠していました。

副業を始めて完済したOさん

ただこのまま少しずつ返済していっても、利息を無駄に支払うだけだったので、妻に内緒で内職で稼いでいました。

クラウドワークスサービスを利用して、口コミや記事なんかをひたすら書いていましたね。

妻には休日出勤とうそをついて、近所のカフェにこもっていたこともありました（笑）

半年も続けていれば、僕のスキルも上達してきて、どんどんお金を稼げるようになりました。

ピーク時には給料の半分以上を副業で稼いでいましたね。

そのおかげでどんどん返済を進めることができ、何とか2年間で完済することができました。

正直あの200万の借金がなければ、もっと欲しいものを買えたのに…と思うことはありますが、長い目で見ればいい勉強になったのかなと思います。

何より妻にばれなかったのが本当に良かったです。

来年には子どもも生まれるので、馬鹿な理由で借金を作らずに、子どものためにせっせとお金を貯めていこうと思います。

借金を家族に隠して返済するのは大変！

今回紹介したOさんは、隠れて副業をして何とか妻に隠して完済することができました。

しかし一緒に住んでいる家族に、借金を隠して返済し続けるのは本当に大変なことです。

Oさんのように休日を使って副業をできるという人は、なかなかいません。

そのため家族に内緒にしなければならないような理由で、借金を作るのだけはやめておきましょう。

どうしてもお金が必要なときには、相談できるような人と結婚できたら幸せですね。