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カードローンの審査基準は?審査に落ちる人と通る人の違い

time 2017/02/27

カードローンの審査基準は?審査に落ちる人と通る人の違い

各カードローン業者は審査基準を公表していないため、この条件さえ満たしておけば確実に審査に通るといった、明確な基準は分かりません。

しかしカードローンの審査に通った人や落ちた人の情報を見ていけば、ある程度カードローンの審査基準は考察することができます。

そこでこの記事では過去にカードローンに申し込んだことがある人の情報をもとに、カードローンの審査基準を解説していきます。

記事の後半では審査に落ちる人と通る人の特徴を紹介しているので、あなたがどちらに当てはまるか調べてみるといいでしょう。

まずはカードローンの審査の仕組みについて、簡単に解説していきます。

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カードローンの審査で見られる3つのポイント

  • 申し込み情報
  • 信用情報
  • 在籍確認・本人確認

カードローンの審査は上記の3つの項目が見られます。

申し込み情報を基に仮審査を行い、その後信用情報を取り寄せて本審査を行います。また並行して在籍確認の電話や、提出書類による本人確認を進めるのが一般的です。

消費者金融のカードローンであれば、上記の審査のながれをすべて自社で行うため、申し込みから30分程度で審査を終わらせることができます。

一方銀行カードローンは自社だけでなく保証会社の審査もあるので、銀行によっては審査に時間がかかるところもあります。

ここからはカードローンの審査で見られる3つのポイントについて、具体的にどこを見られるのか、また対策をご紹介します。

申し込み情報

カードローンの審査ではまず申し込み情報が見られます。特にネット申し込みであれば、最初は申し込み情報でしか評価されることはありません。

そのためカードローンに申し込む際には、漏れなく正確に入力することが大切です。

万が一申し込み情報に誤りがあると、審査に時間がかかったり、信用を失くしたりする可能性もあるので気をつけてください。

一般的なカードローンで必要な申し込み情報は以下の通りです。

個人を特定するための情報

  • 氏名
  • 住所
  • 電話番号
  • 生年月日など

氏名や住所など個人を特定するための情報を間違えると、信用情報を正しく取り寄せることができなくなり、審査に時間がかかってしまいます。

また提出した身分証明書に記載された住所と異なると、さらに審査には時間がかかってしまうことがあるので、正確に入力するように注意しましょう。

返済能力を確かめるための情報

  • 勤務先情報(会社名・住所・電話番号など)
  • 勤続年数
  • 年収
  • 雇用形態など

カードローンの審査では収入が安定しているかどうかが重要です。そのため勤務先の情報や収入状況は入念にチェックされます。

カードローン業者によっては、勤務先の資本金や従業員数なども訊くところがあるので、申し込む前に調べておくことをおすすめします。

年収が低くてもカードローンの審査には通りますが、勤続年数が短すぎると審査に落ちてしまう危険性があります。収入の高さよりも安定性が重要視されるからです。

また大企業に勤めている方や公務員は評価が高いですが、中小企業に勤めている方や非正規社員は評価が低くなります。カードローンによってはアルバイトやパートでは、申し込めないものもあるので、申し込み前に書くにしておきましょう。

融資に関する情報

  • 現在の他社借入総額
  • 現在の他社借入件数
  • 希望限度額など

申し込もうとしているカードローン以外に、すでに利用しているカードローンやキャッシングがある方は、申し込み時に申告しなくてはいけません。

他社借入額や他社借入件数は、この後の信用情報の確認で業者側は正確に把握することが出来ますが、申し込み時にも一応確認が行われます。

審査に通りたいからと借入額を少なく申請すると、この後の審査で不利になってしまうので、絶対に正直に答えるようにしましょう。

またカードローンでは限度額が高くなれば金利が低くなりますが、審査基準は厳しくなってしまいます。審査に通るか不安な方は、希望限度額は必要最低限に抑えておきましょう。

信用情報

申し込み情報の審査が終わったあとは、信用情報の確認が行われます。

信用情報とはカードローンやクレジットカードの審査で使われる参考資料のようなもので、個人のこれまでのクレジットカードやローンの利用履歴が記録されています。

信用情報を見れば顧客がどの程度信用できるか判断できるので、カードローンやクレジットカードの審査では必ずチェックされます。

信用情報に登録される情報や、信用情報機関の仕組みなどは、こちらの記事で詳しく解説しているのでぜひ参考にしてください。

在籍確認・本人確認

申し込み情報と信用情報の確認と並行して、在籍確認や本人確認の電話が行われます。

会社に電話をする際は、会社名を名乗らずに担当者の個人名で電話することが多いです。そのため在籍確認があったからといって、会社の人たちに借金をしているとばれることはありません。

万が一怪しまれた場合には、クレジットカードの在籍確認だったなど言い訳することをおすすめします。

また中には収入証明書や社会保険証で、電話での在籍確認を回避できる業者もあります。どうしても会社に電話をして欲しくない方は、在籍確認を回避できるカードローンを利用しましょう。

在籍確認を回避できるカードローンや、具体的に回避する方法はこちらの記事で詳しく解説しています。

カードローンの審査基準が会社によって違う理由

記事のはじめにも説明しましたが、カードローンの審査基準は会社によって大きく異なります。

たとえば金利の高いカードローンであれば、顧客一人から得られる利息が高いので、多少踏み倒しリスクのある顧客に貸付をしても、十分に採算が取れます。

しかし金利の低いカードローンは、顧客一人から得られる利息が低いので、踏み倒しが増えれば損をしてしまいます。そのため審査基準を厳しくして、優良な顧客にしか貸し付けを行わないようにしているのです。

また金利が同じカードローンであっても、当然企業の方針によって審査基準は変わってきます。積極的に貸付を行う業者もあれば、リスクを避ける業者もあるのです。

A社のカードローンの審査に通る人が、B社のカードローンに落ちてしまうことはよくあります。

そのためカードローンの審査に落ちてしまったからといって、諦めるのではなくしっかりと審査対策を練ることが大切です。

同じ会社でも時期によって審査基準は異なる

同じカードローン会社であっても、時期によって審査基準は異なります。

たとえば債務者の貸し倒れが増えている会社であれば、審査を厳しくして慎重に融資を行うように方針を変えなければなりません。

また決算前は業績を少しでも良く見せたいので、審査を甘くして積極的に貸し付けを行うカードローン会社も多いです。

このようにカードローンの審査基準は、同じ会社でも時期によって異なるので、外から見ると尚更分からないようになっているのです。

しかし審査基準が変わるといっても、成約率が数%変わる程度のもの。条件を満たしておけば確実に審査には通ります。

銀行カードローンより消費者金融の方が審査は甘い

カードローンの審査基準は会社によって異なりますが、その中でも銀行カードローンと消費者金融は大きく異なります。

一般的に銀行カードローンの審査は厳しいと言われており、消費者金融の方が審査は甘いと言われています。

銀行カードローンの平均的な金利は13%前後、大手消費者金融の平均的な金利は18%前後と銀行の方がかなり金利は低いので、審査基準は厳しいことが分かります。

正社員や公務員など審査に自信のある方は銀行カードローン、非正規社員やフリーターの方など審査が不安な方は消費者金融のカードローンに申し込むといいでしょう。

大手消費者金融の審査通過率

業者名 審査通過率
プロミス 41.0%
アコム 46.9%
アイフル 43.5%
ノーローン 19.6%

プロミス・アコム・アイフル・ノーローンの4社は、自社のサイトでカードローンの審査通過率を公表しています。

審査通過率が高いカードローンは審査基準も甘いので、審査が不安な方にはおすすめです。

ここ数年継続してアコムの審査通過率が最も高く、積極的に貸し付けを行っています。

しかし最も審査に通りやすいアコムでさえ、審査通過率は50%を切っており、全体の半数以上は審査に落ちてしまっています。

カードローンに申し込む際には、審査に落ちる可能性が高いと理解してから申し込むようにしましょう。

カードローンの審査に落ちる人の特徴

ではここからは、カードローンの審査に落ちる人の特徴を具体的に挙げていきます。

これからカードローンに申し込むという方、またすでに審査に落ちてしまったという方も、自分が当てはまる項目があるか確かめてみてください。

一つでも当てはまる項目があれば、カードローンの審査に落ちる可能性が出てきます。複数の項目に当てはまってしまう方は、カードローンの審査に落ちる可能性が高いので、審査の甘い業者に頼むか、別の方法を考えるようにしましょう。

  • 1個以上該当…銀行カードローンの審査に落ちる可能性アリ
  • 2個以上該当…消費者金融カードローンの審査に落ちる可能性アリ
  • 3個以上該当…カードローンの審査に通らない可能性大

勤続年数が半年を切っている

カードローンの審査では勤続年数の長さは非常に大切です。

アルバイトでも勤続年数が高ければ、業者からの信用を得やすくなります。

逆に正社員であっても、新卒で入社したばかりだと退職率が高いので、カードローンの審査では不利になってしまいます。

目安としては勤続年数が半年を超えると、業者からの信用を得やすいです。

年収が150万円を切っている

カードローンの審査では年収より勤続年数が重要視されますが、それでも年収が150万円を切ると審査に落ちる可能性が出てきます。

銀行カードローンの中には、最低限必要な年収が規定されている業者もあるので、申し込む前に確認するようにしましょう。

消費者金融のカードローンなどであれば、年収が150万円以下でも問題なく融資を受けることができます。

しかし年収が低い&他の項目にも該当する方は、審査に落ちる可能性が高いと考えてください。

継続的に収入を得ていない

申し込み時点で継続的に収入が安定していない方は、カードローンの審査に落ちる可能性が高くなります。

フリーランスで仕事をしている方や、個人事業主の方は収入状況によっては審査で不利になってしまうので注意しましょう。

また転職のために一時的に無職になっている方も、申し込み時点で無職であるなら融資を受けることはできません。

融資が必要なことが分かっているのであれば、退職する前に融資を受けることをおすすめします。

すでに他社借り入れがある

すでに他社からの借り入れが多い方は、返済できなくなるリスクが高いと判断され、カードローンの審査では不利になります。

借入額が同じであっても、借入件数が多ければその分審査は不利になります。借入件数が多い方が統計的に返済できなくなる可能性が高いからです。

また1社からの借り入れ額が低いと、他社から大口融資を断られる顧客として信用も低くなります。

そのためすでに他社から借り入れがある方は、借金に一本化をおすすめします。

借り換えやおまとめローンで債務を一つにまとめることで、審査への悪影響を小さくすることができます。

しかし消費者金融は総量規制の対象となっているので、他社借入が多いと融資を行えない可能性もあるので注意しましょう。

総量規制とは?

総量規制とは年収の1/3を超える過剰貸付を制限する規制です。

貸金業法によって定められており、消費者金融やクレジットカード会社が対象となります。

そのためすでに年収の1/3近く借金のある方は、消費者金融から融資を受けることができません。

貸金業法の影響を受けない銀行カードローンであれば、総量規制の対象外となっています。

他社から借り入れがある方は、銀行カードローンの方が審査に通りやすいケースもあるのです。

信用情報に傷がついている

信用情報にマイナス情報が記録されている、いわゆる信用情報に傷がついている状態の方は、カードローンの審査で不利になります。

軽度の延滞などであれば審査に通る可能性もありますが、金融事故情報が記録されている方は、ブラック扱いとなり基本的にカードローンの審査には通りません。

記事の前半でも解説した通り、カードローンの審査では信用情報がかなり重要視されます。

信用情報に傷がついてしまうと、情報が消えるまで数年間待つしかなくなるので、クレジットカードやローンを利用するときには、信用情報に傷がつかないように注意しましょう。

ここからは信用情報に傷がつく要因を解説します。

返済の延滞をしたことがある

過去にカードローン・キャッシング・クレジットカード・その他ローン商品で、返済(支払い)の延滞をしたことがあると、延滞した記録が信用情報に残されます。

一般的に1日でも延滞すれば信用情報に記録が残る可能性が高いので、口座振替で返済するようにしている方は、残高不足など注意しましょう。

2~3日程度の延滞で回数が少なければ大きく信用度を落とすことはないですが、1週間に上延滞していたり、何度も続けて延滞したりすると、かなり信用を失くすことになります。

また2カ月以上返済を延滞すると、契約が強制解除されて金融事故として記録が残されます。

そうすればブラックリスト入りとなり、事故情報が消えるまでカードローンの審査には通らないと考えていいでしょう。

返済の延滞に関する情報は、延滞から5年間記録されるので、絶対に延滞しないように気をつけましょう。

過去に債務整理をしたことがある

過去に債務整理をしたことがある方は、金融事故として信用情報に傷がついている可能性が高いです。

債務整理自体は法律違反ではないですが、ペナルティがなければ債務者はみんな債務整理をしてしまいます。

そのため債務整理をしたことがある人は、信用情報に記録を残して、一定期間ローン商品を利用できないようにしているのです。

債務整理の種類によって記録の保存期間は異なりますが、大体5年~7年は信用情報に記録が残るようになっています。

その他利用規約違反をしたことがある

カードローンやクレジットカードには様々な規約が設けられており、規約に違反した際には契約が強制解除される可能性があります。

契約が強制解除となれば金融事故として記録が残るので、今後の審査にも大きく悪影響を及ぼします。

最近ではクレジットカードの現金化など、規約に違反する方法でお金を調達する方が増えていますが、カード会社にばれた場合契約は強制解除となります。

一旦ブラックリストに入ると、今後の人生を狂わせてしまうので、絶対に利用規約は守るようにしましょう。

カードローンの審査に通る人の特徴

最後にカードローンの審査に通る人の特徴を紹介していきます。

これから紹介する項目すべてに該当する方は、カードローンの審査に通る可能性が高いです。

低金利の銀行カードローンに申し込んでも、大口融資を受けることができるでしょう。

仕事をしており3年以上続けて勤務している

同じ職場で勤続年数が3年を超えていると、カードローンの審査に通る確率は高いです。

統計的に勤続年数が3年を超えると、退職率が一気に低くなるからです。

また継続的に同じ勤務先で働いており、役職などについていると更に信用度はアップするでしょう。

年収が300万円を超えている

一つの基準として年収が300万円を超えていると、住宅ローンも利用できるようになり、カードローンの審査も有利になります。

消費者金融でも限度額100万円まで融資を受けられるようになり、銀行カードローンであれば100万円~200万円借りることも可能です。

特に20代~30代で年収が300万円を超えている方は、審査でも高い評価を得ることができます。

他社からの借り入れがない

他社からの借り入れはないに越したことはありません。

またクレジットカードのショッピング枠などでも、リボ払いを使った経歴がなければ、信用度をアップすることができます。

ただし2016年から奨学金を運営する日本学生支援機構が、信用情報機関に加盟をしました。そのため奨学金の残金があると、借金として判断され審査に悪影響を及ぼす可能性もあるのでご注意を。

信用履歴(クレヒス)の評価が高い

適度にクレジットカードやローン商品を利用しており、完済した実績がある方は、信用履歴(クレヒス)の評価が高くなり、審査ではかなり有利になります。

カードローンの審査では、これまでローン商品を利用したことがない人(スーパーホワイト)よりも、ある程度信用実績を積んだホワイト属性の方が評価は高くなります。

そのため今後、大口のローン商品を利用しようと考えている方は、日頃からクレジットカードなど利用して、信用実績を積み上げておくことをおすすめします。

審査に通りやすいカードローンの見分け方

いかがだったでしょうか。

この記事ではカードローンの審査の仕組みを解説するとともに、審査に落ちる人と通りやすい人の特徴を紹介しました。

カードローンの審査は会社によって大きく異なるので、確実に審査に通ると断言することは難しいです。そのため申し込む前にしっかりと対策を練ることが大切です。

また確実に審査に通りたいという方は、審査の甘いカードローンを利用するのもおすすめです。

たとえば審査の甘いと言われえるカードローンには、以下のような共通点があります。

  • 上限金利が高い(年率18.0%を超えている)
  • 消費者金融のカードローン
  • 審査通過率が高い

審査の甘いカードローンの見分け方や、おすすめのカードローンはこちらの記事でも解説しているので、確実に審査に通りたい方はぜひ参考にしてください。

審査の甘いカードローンの見分け方!審査に通りやすくなる12のコツ

以上で、カードローンの審査基準と、審査に落ちる人と通る人の特徴特集でした。

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