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新卒一年目で100万円の借金をしてしまったKさんの体験談

time 2017/06/02

新卒一年目で100万円の借金をしてしまったKさんの体験談

社会人になると使えるお金も一気に増えるので、金銭感覚が狂ってしまう人も多いです。

給料日前に金欠になってしまった!程度で済めば可愛い失敗談ですが、借金だけは気をつけなければなりません。

今回紹介するのは新卒一年目にして、100万円の借金を背負ってしまったUさんの体験談です。

社会人になったからといって、欲しいものがすべて買えるわけではありません。

自制心をもって我慢を覚えるのも、大人になるためには必要なのです。

※本ページにはPRが含まれます。

初めてのボーナスでいきなり30万円の腕時計を買ったUさん

自慢じゃないですが、僕は就活がうまくいってそこそこ名の知れた企業に就職できました。

新卒でも6月にはボーナスが支給されたし、年収もいきなり300万円を超えていたので、周りの同年代と比べてもかなり待遇は良かったんです。

大学時代もバイトしていましたが、稼いでも月に10万円程度でした。

それが社会人になっていきなり倍以上貰えるようになって、金銭感覚がおかしくなってしまったんだと思います。

初めてのボーナスでいきなり30万円もする腕時計を買ってしまったんです。

その他にも服やゲームなども勢いで買ってしまい、たった1週間で30万円ものお金を使い果たしてしまいました。

ただそれだけお金を使っても、まだ給料があるので生活も余裕。

そこからはまるでお金が無限に湧いてくるかのように、毎日財布に入っているだけ使うような生活を送っていました。

給料日前にはいつも金欠に

ただ当然ながらお金は無限にあるわけではないので、給料日前にはいつも金欠になっていました。

それでも給料日が来ればお金が入ってくると思い、何に使おうかばかり考えていました。

毎月給料日前はきついから貯金をしようという考えは、全くなかったですね。

これから昇給していけば給料も増えていくし、何も問題はないと思い込んでいたんです。

そして軽い気持ちで消費者金融から借金をしてしまいました。

友人と遊ぶためにアコムを利用

ある日、久しぶりに大学の友人と食事をすることになり、社会人になったからと少し高い店へ行くことになりました。

ただ給料日前でお金もなかったので、しょうがなく消費者金融からお金を借りることにしたんです。

アコムであれば最初の30日間は無利息になるということだったので、給料が入ればすぐに返済しようと考えていました。

ただ友人との食事会が盛り上がってしまい、二次会・三次会と高い店に行ってしまいました。

その結果、一日で5万円も借金をしてしまったんです。

ただそのときも、2~3カ月にわけて返済すればいいか、程度にしか考えていませんでした。

毎月給料日前にはお金が無くなっているのに、このままの生活で簡単に返済できると思い込んでいたんです。

借り入れ可能な限度枠=預金残高という錯覚

それからは雪だるま式に借金は増えていきました。

給料日前にお金がなくなるとアコムから借りて、毎月の返済も借金をして支払うようになっていました。

まだボーナスで一括返済すれば大丈夫と自分に言い聞かせていたんです。

そのうちカードローンの借り入れ可能な限度枠が、自分の預金残高であるかのような錯覚を覚え始めました。

借金が30万円を超えたときも、まだ20万円借りられるから大丈夫。

ボーナスで一括返済すれば大丈夫と考えていました。

ただいざ冬のボーナスを貰ったとしても、全額返済に充てるのはもったいないような気がして…。

結局10万円だけ返済に充てて、残りは来年のボーナスで返済すればいいと、結局お金を使い込んでしまいました。

借金返済のために2社目の消費者金融を利用する

アコムからの借金が50万円を超えたあたりから、毎月の返済で2万円程度請求されるようになり、借金のペースは加速していきました。

そしてついにアコムからこれ以上借りられなくなり、返済のため2社目の消費者金融を利用してしまったんです。

その時点で借金の合計は100万円を超え、毎月の返済だけで4万円以上支払うようになりました。

新卒1年目の給料から4万円も引かれていたら、もうまともに生活はできなくなっていました。

毎日借金のことを考えるようになり、気持ちもどんどん沈んでいきましたね。

ボーナスを全額借金返済に充てて完済を目指す

ある日、僕の様子がおかしいと、先輩がご飯に誘ってくれました。

僕も結構精神的に参っていたので、そこで正直に借金のことを打ち明けたんです。

すると先輩はとても親身になって相談に乗ってくれました。

金利の低い金融機関への借り換えや、返済計画も一緒になって考えてくれたんです。

またお金に困ったらご飯をおごってやるからいつでも相談しろと言ってくれました。

とてもありがたかったし、自分が本当に恥ずかしかったですね。

そこからは先輩のアドバイスに従って、まずは金利の低いカードローンへ借り換えをして、コツコツ返済を進めていきました。

夏と冬のボーナスもすべて借金返済に充てましたね。

そのかいあって、100万円以上あった借金も、1年間で何とか残り20万円まで減らすことができました。

まだまだ借金返済の日々は続きますが、ようやく完済が見えてきて人生にも光が見えてきました。

もう二度と借金を作りたくはありませんが、お金の大切さを知るための大切な期間だったと思います。

まとめ

最近ではスマホから簡単にカードローンへ申し込みできるので、返済計画など考えずに軽い気持ちで借金をする人達が増えています。

2017年には10年ぶりに多重債務者の数も増えており、お金に対するリテラシーの低下が小さな社会問題にもなっています。

社会人になって自由にできるお金が増えたからといって、使い過ぎだけは注意しましょうね。

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